もう少し、ものごとを知って考えてください、石原元都知事
石原元都知事、めちゃくちゃ言っている。といいますか、ものごとを知らない人のようですね。
http://this.kiji.is/67525025882588668
地球温暖化が進み、既に赤道直下の島しょ国では浸食が深刻な問題になっている。こういう時に必要なのが温室効果ガスを出さない原発のきれいなエネルギーだ。特に、核の廃棄物を再利用できるもんじゅの技術は人類に絶対に必要だ。
地球温暖化対策であれば、いつまでも開発ができない高速増殖炉でなくても、従来の原発で十分でしょう。 原発の燃料棒を処理してプルトニウムを取り出すことはかなり危険で、アメリカでもやってません。使用済み燃料棒はそのまま保管するのが世界的スタンダードなやり方です。
それを知っていて高速増殖炉にこだわるのであれば、この炉で生成できる核兵器級プロトニウムが欲しいのかもしれませんね。 (それでもこんなでかい発電炉はいらないような・・。また通常原発のプルトニウムでも兵器作成できるという話もあるようです)
世間のセンチメントに負けて、政府がもんじゅをやめるなんてことは迎合主義だ。政治家の見識の問題だ。
やめるのは、もんじゅの開発が何十年もかけてもうまくいかない、ことが理由かと。 いくらカネと人員をつぎ込んでも成功しないのに、ズルズルと開発を続けることのバカバカしさはお役所仕事の典型です。
そもそも、高速増殖炉(の商用炉)は、技術的にあまりに困難なため、各国が開発をあきらめてしまた技術です。そのことは開発当初(つまり数10年前)からわかっていたのです。
それを日本初の世界ナンバーワンの技術を狙って開発し始めたのか、それとも別の目的のため始めたのかはわかりませんが、成果がなく、ここまで来てしまったら、いくらなんでも冷静に見直すことが当然でしょう。